スバル『インプレッサ』シリーズに新たに加わったクロスオーバーテイストあふれる「インプレッサXV」。スバル商品企画本部でXVの開発を担当した野尻隆司氏は「アウトドアファッション感覚で気軽に楽しんでほしい」と語る。
インプレッサXVは、ホイールアーチを覆う樹脂のサイドクラッディングや頑丈そうなルーフレールが、アウトドアテイストを強調してアクティブな雰囲気を高めている。サスペンションチューニングもベースのインプレッサとは異なり、ルーフレールに荷物を積んでもフラつかない味付けが施されている。
「キャラクターとしては、街中で着るアウトドアファッションのようなものですね。別にアウトドアシーンじゃなくても普段に着ても楽しいよね、という感じです。もちろん、アウトドアに行けばきっちり性能を発揮しますよ……と。」
「アウトドアウェアって、いろんなことを気にしないで使えるじゃないですか。ちょっと汚れちゃってもいいし、丁寧に扱わなくてもいい。インプレッサXVも、そんな気軽な使い方ができるクルマかもしれませんね。」(野尻氏)
インプレッサの販売の大半を占めるNAエンジンのブランド力をさらに高めるために開発されたXV。そのため、組み合わせるエンジンは1.5リットルと2リットルの自然吸気エンジンのみ。しかし、せっかくのアウトドア仕様なのだから、ハードな使用にも耐える、機能的なアウトドアウェアのように、荷物をたっぷり積み込んでも動力性能にゆとりがあるターボエンジンを組みあわせるも悪く無いように感じた。野尻氏は、「NAモデルとしての訴求が第一。ただし市場の要望があれば検討します。」と語った。