米国トヨタとクライスラーのトップを渡り歩いたジム・プレス氏。14日、ルノー日産の相談役に就任したことが判明した。
これは米国メディアが明らかにしたもの。ジム・プレス氏は3月から、ルノー日産の相談役として、ブランド戦略などに関してアドバイスを行っているという。米国メディアの取材に対し、ルノー日産も同氏の相談役起用を認めている。
ジム・プレス氏は、現在63歳。1970年、米国トヨタに入社。米国トヨタの社長まで登り詰め、2007年には外国人として初めて、日本のトヨタ本社の取締役に指名された。
しかし2007年9月、クライスラーに電撃移籍し、副会長兼社長に就任。その後、2009年末をもって、クライスラーを退社していた。
ルノー日産によると、ジム・プレス氏は積極的に販売店を訪問しているとのこと。自動車業界で豊富なキャリアを持つ同氏だけに、最高のアドバイザー役となりそうだ。