【日産 マーチ 新型発表】違和感のないアイドリングストップ

エコカー 燃費
日産 マーチ 新型
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  • 新開発3気筒HR12DEエンジン
  • 新世代エクストロニックCVT
  • 高剛性軽量プラットフォーム
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日産自動車が発売した新型『マーチ』は、26.0km/リットルの燃費を実現するためアイドリングストップを採用している。「他社のアイドリングストップ機能も拝見しましたが参考になりませんでした」と語るのは日産自動車PV第一製品開発本部の小林毅氏だ。

燃費26km/リットルを達成した主な要因の内訳は、エンジンを3気筒にすることでフリクションを20%低減、新型CVTの採用によりフリクションを30%低減、車輛重量で80kgの軽量化。この状態でアイドリングストップを採用しないモデルの燃費が24.0km/リットルで、残りの2km/リットルを改善させたのがアイドリングストップ機能となる。

マーチのアイドリングストップ機能は、モーター、バッテリーを強化しているが、スターターモーターには通常のものを使った。マツダの「istop」では、独自技術で再始動にかかる時間を短縮しているが、実際の使いやすさは始動時間の短縮にないという。

「女性ユーザーが多いだけに、ドライバーに不安を与えるようなものにはできませんでした」(小林氏)と約2年の期間をかけ、様々なシチュエーションを想定したシステムの動作プログラムを開発した。

「このマーチでは積極的にアイドリングストップを作動させようという考えでプログラムを作りました。運転に違和感を感じさせないためにはアイドリングストップの出番は少なくなる方向になるのですが、どなたでも自然にアイドリングストップを体感出来るものに仕上がったと思います」(小林氏)

これまでのアイドリングストップ機能では運転者に慣れを要求する部分があったが、エントリーユーザーも多いマーチにはその言い訳は通用しない、マーチへの投入はシステムへの自信のあらわれといっていいだろう。

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