13日、日産自動車が発売した新型『マーチ』は、新開発された自然吸気の1.2リットル3気筒エンジンのみを用意した。ただ、グローバルコンパクトカー計画のなかには、スーパーチャージャー付き3気筒ガソリンエンジンが存在している。
日産自動車のチーフプロダクトスペシャリスト石塚正樹氏は「スーパーチャージャー付きエンジンは、主に欧州でディーゼルエンジンを搭載するライバル車種に対して開発したもので、日本国内への導入については導入するかについても検討中です」とコメント。
スーパーチャージャー付きモデルは、欧州では1年以内に導入され、価格については「ライバル車種のディーゼルモデルより割安な価格設定としたいので、通常モデルのプラス20万円以内、プラス15万円前後に抑えたい」(石塚氏)とのこと。
このスーパーチャージャー付きエンジンは、フォルクスワーゲングループが展開するダウンサイジングコンセプトを採用するエンジンと同様の性格を持った、燃費を重視したエンジンのようだが、多くの要望があれば日本導入も実現されるかもしれない。
やはり、初代マーチに存在したスーパーチャージャーとターボを搭載する「マーチスーパーターボ」の再来というものではないようで、残念に思う人もいるだろう。