【日産 マーチ 新型発表】160か国で売れるマーチを作るには

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日産自動車は4代目となる新型『マーチ』をフルモデルチェンジし発売した。今回のモデルは日産初のグローバルコンパクトカーと位置付けられる。

デザインを担当したデザイン本部プロダクトデザイン部アソシエートプロダクトデザイナーの山根真さんは、「非常にチャレンジャブルなプロジェクトだと思いました」と振り返る。「プラットフォームも全部変わりましたし、そのうえいままで『マーチ』(マイクラ)が売っていなかった国を含めて160か国に広がっていくのです」。

そして山根さんは、「日産初のグローバルコンパクトカーになるマーチということで、160か国全部で受けるクルマを作ろう、究極の目標はこれだったのです」という。

「日本のマーケットだけを中心に考えて作り、そのクルマを160か国の人に乗ってくださいというのではなく、本当に色々な国のユーザーの話を聞いてどのようなクルマが一番多くの人に愛されるのかを考えて作りました」

そこで、先代マーチを踏まえた方向性として、「あまり性別を感じさせない“ジェンダーフリー”な方向」だったという。「特に先代のマーチは女性ユーザーに好評でしたが、今回は“可愛い”というのではなく、“逞しい”感じにしたかったのです」という。「日本では女性ユーザーがメインではありますが、今度は男性にも乗って欲しいと思ったのです」。そのためには“可愛い”だけではなくて“逞しさ”が必要だと考えたのだ。

しかし、マーチらしさは継承したかったともいう。その“マーチらしさ”とはなんであろうか。山根さんは「新型マーチを見て、誰が見てもこれはマーチだな、マーチが逞しい、頼りがいのある友達になって生まれ変わって来た、と思って欲しいのです」という。

「フレンドリーさというのがマーチらしさだと考えているからです」

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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