フォルクスワーゲン・グループ・ジャパンが6月29日に発売した新型『クロスポロ』は、ベースとなる『ポロ』と同じ1.2リットルターボの「TSIエンジン」を搭載する。
マーケティング本部部長の正本嘉宏さんは、「旧型クロスポロのエンジンは1.6リットルのDOHCで、割とスポーティなエンジンを搭載していました。それと比べて1.2リットルと聞くと、ちょっと非力なのでは、と思えてしまうかもしれません」と前置きをしたうえで、「実は最高出力は105馬力と数値上は全く同一。最大トルクは17.8kg(1550rpmという低い回転域から4100rpmまで)と旧型よりもあるのです」という。そのため、「ちょっとアクセルを踏むだけで最大トルクを活用でき、きびきび走ることが出来るし、トルクフルなので扱いやすい設定になっています」と話す。
また、燃費についても約3割向上して、10・15モード燃費で18.6km/リットルを実現、これにより低排出ガス車最高の4つ星を獲得した。平成22年度の燃費基準と照らし合わせると+15%を実現しており、エコカー減税と補助金の対象となっており、最大で約32万円の優遇措置を受ける事ができる。正本さんは「単にきびきび走るだけではなくて、お財布にも優しいクルマになっています」と語った。