GM米国新車販売、ピックアップが回復で10.7%増…6月実績

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GMは1日、6月の米国における新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は19万5380台で、前年同月比は10.7%増。6か月連続で前年実績を上回った。

「シボレー」「キャデラック」「GMC」「ビュイック」の主力4ブランドで見ると、シボレーが14万1381台を販売し、前年同月比は32.5%増。GMCは45%増の2万8526台、ビュイックは52.7%増の1万3133台、キャデラックは39.1%増の1万1788台と、いずれも高い伸びを見せた。

シボレーブランドの乗用車系では、『マリブ』が前年同月比80.7%増の2万0720台と牽引。『コバルト』も48.1%増の1万0141台と好調だった。しかし、『カマロ』は19.1%減の7540台と勢いに陰りが出た。

シボレーブランドのライトトラック系(ピックアップトラック/SUV/ミニバン)では、主力の大型ピックアップトラック、『シルバラード』が前年同月比25.1%増の3万0994台をセールス。クロスオーバー系も人気で、『エクイノックス』が179.7%増の1万1490台、『トラバース』が56%増の1万1371台を販売した。

GMCブランドも、クロスオーバーが好調。『アカディア』が前年同月比26.5%増の5862台、新型『テレーン』は4603台を販売。大型トラックの『シエラ』も、26.9%増の1万1441台と人気を集めた。

キャデラックブランドでは『SRX』が461.9%増の3804台となったのをはじめ、『CTS』が31.3%増の4193台をセールス。ビュイックブランドでは『ラクロス』が173.7%増の5376台、『エンクレイブ』が20.9%増の4561台を売り上げた。

GMのドン・ジョンソン副社長は、「6月は大型ピックアップトラックの回復傾向が顕著」と、GMのドル箱、トラック部門の回復に確かな手ごたえを感じている様子だ。

《森脇稔》

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