ベストパフォーマンスエンジン2010…メルセデスAMG63シリーズが2年連続受賞

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英国のUKIPメディア&イベント社は23日、「ベストパフォーマンスエンジン2010」を発表した。メルセデスベンツ『AMG63』シリーズが搭載する6.2リットルV8が、2年連続で選出された。

「エンジンオブザイヤー」はクルマの心臓部、エンジンに着目して優れたエンジンを選出するもので、今年が12回目。6月23日時点で少なくとも世界1か国以上で販売されている車種のエンジンを対象に、世界32か国65名のジャーナリストが投票する。その部門賞がベストパフォーマンスエンジンで、とくに力強さや回転フィールなどに重点を置いて、審査が行われる。

ベストパフォーマンスエンジン2010の結果は以下の通り。

1:メルセデスベンツAMGの6.2リットルV8(220点)…SL63AMGなど
2:ポルシェの3.8リットル水平対向6気筒(125点)…911GT3
3:BMWの3.0リットル直6ツインターボ(67点)…Z4など
3:フェラーリの6.0リットルV12(67点)…599GTB
5:日産の3.8リットルV6ツインターボ(64点)…GT-R
6:BMWの4.4リットルV8ツインターボ(60点)…X5MとX6M

AMG63AMGシリーズの6.2リットルV8が、2年連続で栄冠に輝いた。63シリーズの6.2リットルV8は、メルセデス製エンジンをベースにするのではなく、AMGが基本部分から開発を手がけた初のエンジン。AMGの職人が、1基1基手作業で組み付けを行う。

パフォーマンスは非常に強力。『SL63AMG』の場合、自然吸気V8としては最高峰の525psの最大出力と64.2kgmの最大トルクを発生。0~100km/h加速は4.6秒で駆け抜ける。

審査員は、7200rpmのレッドゾーンまで淀みなく回る点や、圧倒的なパワフルさに高い評価を与えた。獲得ポイントは昨年の109点から今年は220点へ、ほぼ倍増となった点に、その評価が表れている。

《森脇稔》

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