J.D.パワーアジア・パシフィックは、2010年の米国の自動車の初期品質調査で、米国市場向けに生産している工場を対象に製造不具合の指摘が少ない工場に対して地域別に贈るプラントアワードを発表した。
全地域の中で製造不具合の指摘が最も少ない工場に授与されるプラチナ賞は、ダイムラーのイーストロンドン工場(南アフリカ)が受賞した。同工場ではメルセデスベンツの『Cクラス』を生産している。
地域別では、北米/南米地域がレクサス『RX』を生産しているトヨタのケンブリッジ南工場(カナダ)がゴールド賞を受賞した。アジア大洋州地域はトヨタの九州工場(第2製造部)がゴールド賞を受賞した。同工場ではレクサスの『ES』、『IS』、RXを生産している。さらに、トヨタの田原工場(第3製造部)がシルバー賞、トヨタの九州工場(第1製造部)がブロンズ賞を受賞し、アジア大洋州のトップ3をトヨタが独占した。