【新聞ウォッチ】総会シーズン到来、トヨタ、日産など“お騒がせ”の企業は…

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2010年6月17日付

●民主公約大幅に修正、全容判明、消費税上げ早期に(読売・1面)

●国会閉会、参院選へ、7月11日投開票(読売・1面)

●IHIターボ増産、2012年度に450万台(読売・8面)

●体協新会長に張氏選任(読売・23面)

●トヨタ系列部品工場でスト、天津工場生産影響も(朝日・10面)

●傘下の独オペル、GMが単独再建、欧州政府の支援断念(朝日・10面)

●ビジネスサロン:メルセデス・ベンツ日本、ニコラス・スピークス社長「付加価値で富裕層引き付ける」(毎日・10面)

●光と影、中国自動車戦争、読めぬリスク、一夜で一変する政策(産経・11面)

●米下院小委員長、「トヨタ公聴会9月再開」企業姿勢を再び追及(東京・8面)

●日産電気自動車「リーフ」試乗、群抜く加速、距離が課題(東京・8面)

●嵐を越えて、トヨタ新体制1年、エコ住宅一丸で攻勢(東京・8面)

●トヨタ、ブラジル第2工場建設、凍結解除、年10万台来年にも(日経・1面)

●「ジューク」受注、1週間で5000台、日産、月間目標の4倍(日経・10面)

●トヨタ再出発、試練の1年を超えて、価格や機能、市場が決める「クルマ離れ」言い訳にせず(日経・10面)

●ベネッセ、ローソン、ガリバーなど、電気自動車普及で連携(日経・11面)

ひとくちコメント

今年も2010年3月期決算企業の株主総会のシーズンがやって来た。東京証券取引所によると、最も集中するのは6月29日で、742社が一斉に開催する。2番目に集中するのは25日で、403社。3番目は24日の194社と続く。

自動車メーカーも23日に日産自動車と三菱自動車、24日はトヨタ自動車とホンダ、マツダ、25日は富士重工業(スバル)、29日にスズキとダイハツなどが予定している。

リーマン・ショック以降の経営危機から一転、株主総会では黒字決算を報告する企業が増加し、一年前に比べると経営陣の緊張感もやや薄れそうだが、それでも不祥事や内紛などで揺れるお騒がせ企業は要注意だ。

そんな中、きょうの東京が経済面で「2010年 注目企業の株主総会」をジャンル別に焦点を取り上げている。まず、トップ人事をめぐる“内紛”では、富士通とセイコーHDの2社。次いで製品トラブル・不祥事では、トヨタ自動車や子会社の不適切会計処理の発覚や多額の追加損失額を計上したJVC・ケンウッドHDなど。

1億円以上の高額役員報酬では日産自動車やソニーなども注目だ。業績不振・悪化で経営責任を問われそうなのは、KDDI、全日空、日立製作所などがターゲット。

このほか、業界再編・大型提携関連では、仏PSAプジョー・シトロエン・グループとの資本提携を見送った三菱自動車、独フォルクスワーゲンと資本・業務提携を結んだスズキなども取り沙汰されているが、やはり、今年、最大のお騒がせ企業といえば、世界的な大規模リーコールで揺れたトヨタ自動車で、議長を務める豊田章男社長がどんな“謝罪”の言葉を述べるのか注目したい。

《福田俊之》

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