ヤマハ発動機は15日、電動アシスト自転車『PASシリーズ』の2010年モデルに小径モデル『PASコンパクトリチウム』、『PAS CITY-Cリチウム』、『PAS CITY-Xリチウム』の3機種を追加し、5月17日より発売すると発表した。
これでPASの2010年モデルは全11機種となる。
今回は先行して発表した他の2010年モデル同様、アシストフィーリングの最適化を図り、発進時や坂道での力強さに加え、平坦路や緩斜面での快適性の向上を図った。
PASコンパクトリチウムは、走行モードを従来の2モードから、3モードへと変更し、ギアポジションごとに最適なアシストを発揮する独自の機構「S.P.E.C.3」との組み合せにより、走行状況に合わせて発進時から加速、巡航時まで、全域でのスムーズかつパワフルな走りを可能にした。さらにハンドルグリップやサドル、丸型バスケットなど、自転車部品の仕様も向上している。
PAS CITY-Cリチウムは低床U字フレームを採用し、乗降のしやすさとデザインを追求、PAS CITY-Xリチウムはスポーティなデザインと走行性能を両立した。ともに都市部でのニーズが高いモデルとなっている。
各部の仕様を向上させながらも価格は据え置いた。PASコンパクトリチウムは10万5800円、PAS CITY-Cリチウムは10万6800円、PAS CITY-Xリチウムは10万9800円。3機種合計で年間5000台の販売をめざす。