独立行政法人の自動車事故対策機構(NASVA)は20日、茨城県つくば市内にある日本自動車研究所(JARI)の衝突試験場において、2009年度後期分の自動車アセスメントを実施。その模様を報道陣に公開した。午前中に行われたのはオフセット前面衝突試験。今年度からは後部座席に成人女性を模したダミー人形をシートベルト着用状態で乗せ、後部座席における傷害値の計測を実施するようになった。カウントダウンの後に牽引機のスタートボタンが押され、64km/hの速度で引っ張られたトヨタ『マークX』がアルミハニカムバリアに衝突するまでは約13秒。クルマが目視できる状態になってから衝突までは約1.5秒の時間しかない。この動画はカシオ『エクシリムEX-FC150』で、240fps(240コマ/秒)に設定して撮影。JARIがオフィシャル記録用として使っているハイスピードカメラの価格は数百万円といわれる。もちろん画面サイズや撮影コマ数ではまったく太刀打ちできるものではないが、市価3万円程度のカメラでもここまで撮れるようになったことに驚かされる。
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