ロータス エキシージS にF1復帰記念モデル

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エキシージSタイプ72
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  • 72フォード(1970-75年)

英国ロータスカーズは23日、『エキシージS』に限定車「タイプ72」を設定した。2010年から16年ぶりにF1に参戦するのを記念した特別モデルで、1970年代のロータスF1マシンを連想させるカラーリングを採用する。

ロータスはF1において、数多くの栄光を手にしているが、とくにその活躍が目覚ましかったのは1970年代。1970 - 75年の6年間に、F1で20回の勝利を収めた。ドライバーにはジャッキー・イクス、ヨッヘン・リント、エマーソン・フィッティバルディ、ロニー・ピーターソンらを擁し、1970年と1972 - 73年、コンストラクターズタイトルを獲得。1970年と1972年は、ドライバースタイトルにも輝いている。

ロータスF1の黄金時代を築いたF1マシンが、「ロータス72フォード」。今回のF1復帰記念車には、そのF1マシンと同じ名前が冠された。ボディカラーはブラックを基本にゴールドのストライプ。これも当時のロータス72フォードのJPSカラーをモチーフにしたものだ。

F1復帰記念車では、ベース車両のエキシージSにはオプションの「スポーツパック」を標準装備。トラクションコントロール、ツインオイルクーラー、調整式フロントスタビライザーなど、サーキット走行を想定した装備が付加される。アルミホイールもブラック+ゴールドのコンビネーション。さらに、ブラックのスポーツシートには、「プロバックス」と呼ばれるマイクロファイバーが使用され、ゴールドのステッチがあしらわれた。

エンジンに変更はなく、トヨタ製の1.8リットル直4「VVTL-i」にスーパーチャージャーを追加したもので、最大出力220ps/8500rpmを引き出す。車重は935kgという軽量さで、0 ‐ 100km/h加速は4.7秒、最高速は233km/hのパフォーマンス。欧州複合モード燃費は15.38km/リットル、CO2排出量は199g/kmと、環境性能も良好だ。

エキシージSのタイプ72は、英国で20台、他の欧州各国や日本向けが20台の合計40台を生産。英国での価格は3万5995ポンド(約530万円)だ。往年のロータスF1ファンには、懐かしいカラーリングだろう。

《森脇稔》

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