【GARMIN nuvi1480 インプレ】あっさりすぎて実感しにくいが、実はすごい

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インターネットへの接続機能を利用して天気予報を表示できる。
  • インターネットへの接続機能を利用して天気予報を表示できる。
  • 目的地検索の「Photo」をタッチするとこのように現在地の近くを撮影した写真の一覧が表示される。気に入った写真をタッチすれば目的地として設定できる。
  • ハンズフリーとしての使い勝手は非常にいい。着信応答、ダイヤル発信とも操作性がよく、音質もクリアだ。
  • 携帯電話がBluetoothで接続されている状態で目的地を検索すると、「通話」というボタンが表示される。これをタッチするだけで目的地に電話をかけることができる。
  • DUN設定はさらに4項目に別れており、ちょっと面倒。しかし携帯キャリア別の設定例が説明書に記載されているのでその通りにすればいい。
  • Bluetoothの設定はこの4項目。通常、設定変更する必要があるのは「電話」と「DUNデバイス」だけだ。「電話」は一般にペアリングと呼ばれる設定で、ごく簡単にできる。

Internet検索は通常の目的地検索と同様の簡単さ

準備ができたところで、Internet検索を実際に使ってみよう。操作方法は通常のジャンル検索とほぼ同じで、違うのはジャンル分けの内容が少し異なる程度だ。検索場所も現在地周辺のほか、別の場所やルート上周辺の検索ができ、通常の検索とまったく同じだ。

検索を開始すると砂時計が表示され、このときに携帯電話を見るとインターネットへの接続が行われているのが分かる。このような検索では時間がかかりそうなものだが、実際には通常のジャンル検索よりやや遅いといった程度で、数秒で完了する。使用感は非常に快適で、インターネットに接続しているといっても特別なことをしている感じはまったくない。やや拍子抜けするほどだが、もちろんこれはいいことだ。

さて、筆者の自宅周辺では新しくJRの駅ができたのだが、本機はもちろん、他社の最新ナビでもまだこの駅は検索できない。そこでInternet検索を試してみたところ、当然のように検索できた。あまりにあっさりとできてしまうので逆に実感しにくいが、これはかなり凄いことだ。現在、通信で最新の地点情報を利用できるナビはPNDではもちろん本機だけ。ナビ全般で見ても、トヨタ純正のG-BOOKなど、ごく一部の特殊なモデルに限られる。

なお、通信するナビという意味ではパイオニアのPNDのエアーナビや、ホンダ純正ナビのインターナビなどがある。どちらも通信で取得するのは渋滞情報がメインで、地点情報は対象外だ。一方、本機は地点情報を取得できるものの、渋滞情報は対象外。せっかくの通信機能なのだから、今後のバージョンアップなどで渋滞情報にもぜひ対応して欲しいところだ。

◆携帯電話との連携で便利な機能を実現

通信を活用した機能としてはInternet検索のほかに、天気予報や、フライト情報、それに目的地検索の「Photo」がある。フライト情報とは飛行機の発着便の情報だ。飛行機は天候などにより頻繁に発着時間が変更されるので、リアルタイムな情報が得られるのはたしかに便利だ。

面白いのが目的地検索の「Photo」。これはGoogleが運営する写真共有サイト「Panoramio」(http://www.panoramio.com/)を利用した機能で、Panoramioに登録されている写真のうち、現在地の近くの写真が検索されるというもの。

つまり、「Photo」を選択すると近くの名所などの写真が一覧表され、気に入ったものを目的地として設定できるのだ。地元の穴場を発見できたり、ドライブ先で観光スポットを探したりと、やってみるとなかなか面白い。ちなみに、Panoramioは誰でもユーザー登録して自分で撮影した写真をアップロードすることが可能だ。ほかのnuviユーザーに名所情報を提供する側に回ることが可能ということで、興味のある人にとってはかなり楽しめる機能だろう。

インターネットとは関係ないが、携帯電話との連携で日常的に便利なのはハンズフリー機能だ。本機にはスピーカーだけでなくマイクも搭載されており、運転中にハンズフリー通話をすることができる。もちろん、本機からダイヤルして発信も可能。携帯電話にボイスダイヤル機能があれば、本機を通してボイスダイヤルを使うこともできる。さらに便利なのは、検索した目的地にそのまま電話をかけられることだ。レストランを検索し、目的地設定すると同時に電話をかけて予約を取るといったことがスマートにできる。

《山田正昭》

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