日産トレーディングは20日、ルノー『トゥインゴ』のスライドレールロック解除装置に不具合があるとして、国土交通省にリコール(改修・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、2008年9月1日 - 同年12月5日に製作された278台。
運転者席のスライド装置ロックを解除するためのコネクティングケーブル張力調整用ばね格納部の組み付けが不適切なため格納部が損傷し、座席スライド装置のロックが解除され、座席位置を保持できなくなるおそれがある。
全車両、ばね格納部に補強カバーを取り付けるほか、格納部が損傷しているものはコネクティングケーブル一式を良品と交換し、補強カバーを取り付ける。さらに、運転者席のスライド装置が損傷している場合は、スライド装置を新品と交換する。
不具合発生はなく、ルノー本社からの情報でわかった。事故は起きていない。