12月2日に開幕するロサンゼルスモーターショーの一大イベント、「第6回デザインチャレンジ」の概要が明らかになった。自動車メーカー6社が参加し、「2030年の若者車」というテーマで、デザインやコンセプトの先進度を競い合う。毎年恒例のデザインチャレンジ。今回は米国カリフォルニアにデザイン拠点を置く、アウディ、GM、ホンダ、マツダ、日産、トヨタの6社が参加する。2009年に生まれた子どもが21歳になる2030年、どんな車が相応しいかを、6社が提案した。日産は『V2G』を提案。V2Gとはビークル・トゥ・グリッドの略だ。2030年の米国は、「グリッド」と呼ばれる新技術を応用した高速道路ネットワークが構築されているとの想定。グリッドは太陽電池によって生み出された電気を特殊な路面に流し、車は専用タイヤから集電して走行するというシステムだ。複数の車との連結走行も可能になる。V2GはもちろんEVとなっており、前輪4、後輪2の未来的な6輪スタイル。「プラグ&プレイ」と名づけたアップグレードキットが豊富に用意され、運転技術に応じて装備が選択できる。カーボンナノチューブクロスといった先進素材も採用。V2Gは100%のリサイクルを実現している。日産は「V2Gは2030年のベストセラーEVという想定」と説明。2010年後半に発売される『リーフ』の未来形、といったところだろうか。
この顔で中国EV市場に“爪痕”残すか? 日産『エピック・コンセプト』は26年までに市販へ…北京モーターショー2024 2024年4月30日 日産自動車は、25日に開幕した北京モーターショー(Auto China …