米国スズキは28日、11月3日にラスベガスで開幕するSEMAショーに、新型セダン『キザシ』のチューニングカーを4台同時出品すると発表した。SEMAとはスペシャル・エクイップメント・マニュファクチャラー・アソシエーションの略で、米国のアフターパーツメーカーの統括組織。毎年開催されるSEMAショーは、日本のオートサロン、ドイツのエッセンショーと並んで、世界3大チューニングカーショーに位置づけられる。米国スズキは、北米と東京モーターショーで発表されたばかりのプレミアムセダン、新型キザシのチューニングカー4台を、早くもSEMAショーで公開する。4台のうちの1台が、『キザシソレイユ』。米国のチューニングメーカー、ウェストサイドグループが手がけたモデルだ。外観のモチーフは、スズキの高性能バイク『ハヤブサ』に求められ、ボンネットとリアはナッパメルロットと呼ばれる赤系、それ以外はブロンズアンバーと呼ばれるグレー系のツートン塗装とした。専用大型グリルと拡幅された前後フェンダーの効果も手伝って、迫力のルックスを実現している。リアも迫力のモディファイ。注目はバンパー内蔵のカスタムエグゾーストで、2輪用マフラーのトップメーカー「ヨシムラ」製を装着する。トランクには、GTカーをイメージした大型スポイラーが取り付けられた。新型キザシは、米国では12月から販売開始。米国でのスタート価格は2万ドル(約182万円)からという戦略的設定だ。SEMAショーでのチューニングカー4台公開は、若い顧客へのアピールを高めるための戦略だろう。
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