日産自動車が東京モーターショーで展示している次世代エクストロニックCVTは、世界初となる副変速機を採用し、7速ATを超える世界最大の変速比幅と小型化とを両立した。
小型化されたことで、搭載できるクルマの数も増える。日産は「『ティーダ』クラスのコンパクトカーに順次搭載していく予定だ」という。
また、この次世代無段変速機が初めて搭載されるクルマについては、「おそらく、この仕組みを初めて載せるのは『ROOX』じゃないか」(同社)ともいう。スズキからOEM供給されるルークスは、『パレット』をベースに日産独自のアレンジが加えられた新たな日産軽ラインナップの一員だ。
次世代エクストロニックCVTは、プーリーの小型化などによる軽量化・サイズダウン、さらに燃費向上などを達成。「今後はグローバルに同CVTを採りいれて、ガソリン車全体の燃費を向上させていく」(同社)という。