【東京モーターショー09】三菱 PX-MiEV…ファーストクラスのインテリア

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三菱『PX-MiEV』のインテリアのキーワードは“ファーストクラス”だという。

これは、「乗員はまずリラックスできることが大事です。そしてゆったりした環境を作ったうえで、ドライバーはその中に適度な緊張感と操作性の良さ、そういったものを併せ持つ、ちょっと二律背反的なテーマを持とうという考えです」とは開発本部先行車両技術部エキスパート、森昇さん。

「人間が一番能力を発揮しやすい状態というのは、体はリラックスしていて意識は覚醒している状態、こういう状態を作ることが大切なのです」

まず、操作系では「自分は運転しているという意識をしっかり持ちながら、最短のストロークで全ての操作ができるようなタイトなコックピット的なものを目指しています。目に入るものは大きくきれいな表示で、ディスプレイは出来るだけ大きく置く。そのためハンドルのトップはちょっと邪魔になったので直進状態でメーターきちんと見えるようにトップを切っています」という。

「操作系はハンドルから手を離さない範囲で。それ以外は画面タッチスイッチ。今までのようなボタンがいっぱいついているというのは避けようと思いました」

これにより、「おそらくドライバーはゆったりした環境の中で運転操作に集中できる、その覚醒とリラックスを同時に表現できるような住環境になっています。もちろんパッセンジャーはゆったりしてもらえればいいので、リラックスできる照明などを設けています」と話す。

また、それ以外にも“Cocochi”インテリアとして、95%以上の紫外線をカットできる紫外線カットガラスや、アレルゲン抑制効果を持たせたシート生地、空調や覚醒のためのアロマなどをエアコンから流すなど様々な細かいことも考慮して室内の快適環境を保つということを提案しているという。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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