レクサス LS 新型…すり傷に高い耐性を持つ塗装を採用

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トヨタ自動車は29日、洗車傷やドアハンドル周りのつめ傷などのすり傷に対して高い耐性をもつクリア塗装「セルフ・レストリング・コート(自己修復性耐すり傷塗装)」を開発し、近く発売予定のレクサス『LS』に採用すると発表した。
 
クルマのすり傷は、塗装最表面のクリア塗装に負荷がかかり塗膜が破壊・変形することによって生じる。同社では今回、従来のクリア塗装と比べ、塗膜が破壊されにくく、変形した場合でも復元する特性をもつクリア塗装を開発した。特別なメンテナンスも不要で、すり傷による光沢低下を防止、長期間にわたって新車購入時の色・艶の維持に貢献するとしている。
 
具体的には、クリア塗装の材料である樹脂に、分子同士の結合を促進する特殊な分子を加えることで、複数の分子との結合をしやすくし、ち密な分子構造によって柔軟で弾性に富む特性となり、塗膜を破壊しにくくする。光や酸に対する抵抗性、変形回復性も向上した。
 
高級車はブラック系のボディカラーが多く、すり傷が目立つため、新開発の塗装をアピールして他モデルとの差別化を図るとしている。

《レスポンス編集部》

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