ボルボ・カーズ・ジャパンは8日、ボルボ「S80」の盗難発生警報装置と電気装置に不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、2006年9月27日 - 2007年9月19日に輸入された664台。
(1)盗難発生警報装置のサイレンで、内蔵されているバックアップバッテリーのシール材質が不適切なため、早期に劣化し、シールが痩せるため、バッテリー液が漏れてサイレンの基盤が損傷し、警報装置が誤作動するおそれがある。
(2)電気装置については、メイン制御モジュールのプログラムが不適切なため、盗難発生警報装置のサイレン基盤が損傷した場合に発生する誤信号により、窓拭き器が作動しないおそれがある。
(1)については全車両、サイレンを良品と交換し、(2)については全車両、モジュールのプログラムを修正する。
不具合発生件数は(1)が2件、(2)が11件で、市場からの情報で発見した。事故は起きていない。