米国の民間調査会社、JDパワー&アソシエイツ社は19日、『2009年米国自動車耐久品質調査』の結果を公表した。MAV(マルチアクティビティビークル=SUVやピックアップトラック、ミニバン)カテゴリーでは、トヨタが8部門中4部門で1位と、高い評価を獲得している。この調査は新車購入から3年経過した時点で、顧客に愛車の耐久品質について質問。質問内容は、走行性能、エンジン、トランスミッションなど9項目に分かれており、顧客が実際に体験した車両のトラブルを指摘。今回は2006年モデルを新車で購入した顧客を対象に、2008年10月に調査を行い、4万6000名以上から回答を得ている。MAVカテゴリーの各部門ベスト3は、以下の通り。コンパクト1. ホンダ『エレメント』2. ホンダ『CR-V』3. 三菱『アウトランダー』ミッドサイズ1. トヨタ『ハイランダー』(日本名:『クルーガー』)2. トヨタ『4ランナー』(日本名:『ハイラックスサーフ』)3. ビュイック『レイニアー』ラージ1. トヨタ『セコイア』2. シボレー『タホ』3. フォード『エクスペディション』ラージピックアップ1. トヨタ『タンドラ』2. フォード『F-150』3. GMC『シエラ』ミッドサイズピックアップ1. フォード『レンジャー』2. ホンダ『リッジライン』3. トヨタ『タコマ』バン1. ダッジ『キャラバン』2. フォード『フリースター』3. トヨタ『シエナ』ミッドサイズプレミアム1. レクサス『GX470』(日本名:トヨタ『ランドクルーザープラド』2. アキュラ『MDX』3. レクサス『RX』(日本名:トヨタ『ハリアー』)ラージプレミアム1. リンカーン『マークLT』2. ランドローバー『レンジローバースポーツ』3. リンカーン『ナビゲーター』トヨタが全8部門中、4部門で首位となった。この4台の100台当たりの不具合指摘件数(PP)は、ハイランダーが107、セコイアが163、タンドラが110、レクサスGX470が115。乗用車カテゴリーのレクサス『LS430』の61には及ばないものの、高い耐久品質をうかがわせる。今年の耐久品質調査では、トヨタは乗用車、ライトトラックの全19部門で、10モデルが首位という好結果となった。米国トヨタ販売のジム・レンツ社長は、「我々はこの結果に大変喜んでいる。顧客と販売店の双方にとても有益な情報だ」とコメントしている。