ホンダは、400ccの大型スクーター『シルバーウイング<400>』をフルモデルチェンジして『シルバーウイングGT<400>』として3月19日から発売する。
シルバーウイングGT<400>は、「Luxury(ラグジュアリー)GT 2シーター」を開発コンセプトに掲げ、ネーミングには新しく「Gran Turismo」を意味する「GT」を取り入れ、パフォーマンスや快適性、上質感を追求した。
外観デザインは一新し、質感の向上を図りながらも車体全体を引き締まったフォルムとすることでスポーティー感を兼ね備えたスタイリングとしている。空力性能を徹底的に追求したフォルムは、高速巡航時の快適性に寄与する。
電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)を搭載しているエンジンは、バルブのリフト量とタイミングを見直し、高回転型に変更するとともに細部の熟成を図ることで、より力強く高速域でも軽快でゆとりのある走りを実現するとしている。環境面では、排気ガス中の酸素濃度を検知するO2センサーを新たに搭載し、より最適に燃料噴射量を制御するとともに、新採用のデュアルコアキャタライザー(触媒装置)をマフラー内に装備、国内二輪車排出ガス規制に適合する。さらに、これらの装置とPGM-FIによって定地走行燃費(60km/h)を1リットル当たり32kmとし、従来モデルと比べて約7%向上した。
価格は77万7000円から。