TCMは29日、ショベルローダ『LX20-7』など計12車種のディファレンシャルに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、2004年6月10日-2007年10月2日に製作された3094台。
後車軸ディファレンシャルのドライブピニオンベアリングの組み付け調整が不適切なため、短時間の稼働でベアリングが損傷し、走行不能になるおそれがある。
全車両、原動機運転時間計を確認し、運転時間300時間以内の車両について、ベアリング部の隙間を点検する。その結果、隙間が基準値より小さい場合は後車軸を交換する。
不具合発生件数は24件で、市場からの情報で発見した。事故は起きていない。