【COTY 選考コメント】良くも悪くもトヨタ車…片岡英明

自動車 ビジネス 企業動向

日本を代表する今年のエポックカーは、トヨタが送り出した新感覚のスモールカー、『iQ』と、日産が技術の粋を集めて開発した『GT-R』の2台だろう。他のクルマはこの2車と比べると影が薄い。案の定、COTYはiQとGT-Rとの一騎打ちとなった。

iQは新世代のシティコミューターとして大きな魅力と可能性を秘めている。あのサイズで4名乗車を実現したのは凄いと思う。走りも夏に乗ったプロトタイプより飛躍的によくなっていた。が、もう少し洒落っ気が欲しいと思う。良くも悪くもトヨタ車なのだ。その殻を突き破って欲しかった。プレミアム感においても物足りなさを感じる。

GT-Rは、開発陣の執念とこだわりがクルマから伝わってきた。ツインクラッチの2ペダルMTやトランスアクスル方式など、これからの時代のメカニズムも数多く盛り込んでいる。エンジンのクリーン度を高めながら最大級のパフォーマンスを手に入れたことも評価したい。エコ指数を高めながら、世界のスーパーカーと対等に勝負でき、操る楽しさもある。価格も性能を考えればバーゲンプライス。よってiQを押さえて10点を与えた。

キャビンが広く、福祉車両のベースに最適なことを評価し、軽自動車のダイハツ『タント』にも点を与えている。

片岡英明│モータージャーナリスト
自動車専門誌の編集者を経てフリーのモータージャーナリストに。新車からクラシックカーまで、年代、ジャンルを問わず幅広く執筆を手掛け、EVや燃料電池自動車など、次世代の乗り物に関する造詣も深い。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。08-09日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。
《片岡英明》

編集部おすすめのニュース

レスポンスコメント欄(β)開設!ぜひ気になる記事にコメントしてください

おすすめの商品

特集