【会田肇の新型カーナビ紹介】カーウイングス対応の三洋電機 GORILLA NV-BD600DT

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これまで自動車メーカー系テレマティクスサービスは、市販ナビメーカーとは無縁な世界とされてきた。そんな中で三洋電機は、日産の「カーウイングス」に接続可能なポータブル型ナビ『GORILLA』NV-BD600DTを10月21日より発売を開始した。

◆カーウイングスの年会費は3年間無料

その外観はカラーリングが違うものの、基本的には既に発売されているNV-SD585DTとほとんど変わらない。ワンセグ用TVチューナーを搭載したことや、5.8型モニターの搭載、NV-SB360DTをベースとしたカーナビの基本機能もほぼ同一。違うのはSD585DTに搭載されていたFM多重VICSが搭載されず、代わりにBluetooth対応のカーウイングス機能が搭載されたことだ。これにより、Bluetooth機能付き携帯電話さえあれば、誰でも簡単にカーウイングスのサービスが利用可能となったわけだ。カーウイングス利用に伴う年会費は購入後3年間は無料。それ以降は別途契約が必要になる。

そのサービス内容は、基本的には日産製カーナビを使った場合と同じ。カーウイングス情報センターから情報を取得し、リアルタイムの交通情報をはじめとして、情報チャンネルによる現在地付近の飲食店などの情報、ヘッドラインニュース等の多彩な情報を得ることができる。なかでも目的地までのルート探索では、最新の交通情報を利用してより早く目的地に到着するルート探索が行えるほか、さらにカーウイングス会員の車両走行情報(プローブ情報)も合わせて利用可能。これにより、VICS情報ではカバーできない高精度なルート探索も実現する。

◆オペレーターサービス非対応は残念

残念なのは、カーウイングスの大きな特徴の一つであるオペレーターサービスに対応していないことだ。これは、Bluetoothに対応していながら、携帯電話のハンズフリー機能を備えていたことが大きい。ただ、プローブ情報を含めた自動車メーカー系テレマティクスサービスが市販ナビでも利用可能となったことで、データの収集力は一段とアップし、その価値はより高まっていくことにもつながる。その意味で、この実現がもたらす意義は極めて大きいと言っていいだろう。

◆基本機能はNV-SB360DTとほぼ同一

カーナビの基本機能は、操作感の向上を実現したGORILLAエンジンを搭載し、地図を表示しながらSDカードに記録した音楽を再生したり、ワンセグ放送の音声を同時に動作させて楽しむことも可能。地図のスクロールやルート探索、ナビ画面からAV画面への切り替えもほぼ瞬時に行うなど、極めてスムーズな動作を体感できるのも魅力だ。 地図データは4GB・SSDに収録し、住所地番検索数約3,400万件に加え、電話番号検索約4,000万件、ジャンル検索約450万件、3D交差点や3D都市高速入口、方面看板表示を実現するなど、充実した内容を誇る。

エコ運転をサポートする「エコドライブ情報」機能や、ゼンリンデータコムが提供するドライブルート検索サイト「いつもドライブ」とのリンクにも対応。SDメモリーカード経由で検索した地点データを転送する機能も備える。なお、ポータブル型ナビの形態を採るものの、本体内にバッテリーは非内蔵。そのため、カーバッテリーとAC電源でのみの利用に対応している。また、ワンセグは1週間10番組まで録画予約ができるが、この機能はAC電源利用時でのみ動作する。録画した映像は携帯電話などで再生することもできるので、記録メディアにマイクロSDなどを使うと便利だろう。

《会田肇》

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