日産自動車とNTTドコモは、CEATEC会場に「インテリジェントキー機能搭載ケータイ」を出品。それぞれのブースで実車を使ったデモが行われており、日産ブースには『マーチ』が、ドコモブースには『ティーダ・アクシス』が展示されている。
展示されているのは、携帯電話機にインテリジェントキー機能を持たせたもの。デモに使用されているのはシャープ製の端末がベースになっており、液晶モニターの背面部にキーレス用のボタン2個(ロック/アンロック)が追加されている。
おサイフケータイ(Felica)と同様に、インテリジェントキー専用のチップを搭載しているが、Felicaと異なるのは「チップへの給電は常にケータイのバッテリーから行われる」ということ。ケータイのバッテリーが完全消耗した場合にはキー関連の機能が使えなくなってしまう。
「ひとつのケータイに対し、キー登録は1台」なので、インテリジェントキー機能の付いた日産車を複数所有している場合には「一番よく使うクルマのキー情報をケータイに登録して、二番目に使うクルマについては通常のインテリジェントキーを所持する」といった使い方になるという。
現時点での商品化は未定で、ドコモ側の説明員は「端末メーカーもシャープになるとは限らない」としている。