25日に発表されたダイハツの新型軽自動車『ムーヴ・コンテ』は、“身内”の中ではどんな位置にいるのか。
「ダイハツは、『ムーヴ』、『ミラ』、『タント』、『ハイゼット』の4本柱を軸に今後も発展していく」と述べた同社副社長の神尾克幸氏は、“ワンフォルム”のムーヴに対してスクエアなコンテを世に送り出した理由のひとつをユーザーの声を例にあげて述べている。
「『現行のムーヴのワンフォルムで丸いスタイルはイヤだ』というユーザーからの声をいただいていたのも確か。ムーヴを乗り継ぐ40代から50代のユーザーの中で、現行の丸いムーヴに抵抗感があるという人は、こちらのコンテを選んでもらいたい。またスクエアなスタイルというのはいつの時代にも支持されるので、結果的に幅広いターゲット層を持つクルマになるはずだ」
また、同社商品企画部主担当員課長の北野恵睦氏は、ムーヴを“メジャー”と例え、コンテの存在意義のようなものを語ってくれた。
「ムーヴがある意味、メジャー化しすぎてしまった。このクラスのマーケットのセンターにいるムーヴを見て、もうひとつ“顔違い”が必要だと感じた。『現行では飽き足りない』という人に勧めたい商品として開発した。メジャー化した商品に対して“アンチメジャー派”に照準を合わせるつもりで送り出した」
コンテの“内のライバル”はムーヴということになるのか…。