東京都市圏交通計画協議会は、第5回東京都市圏パーソントリップ調査(大規模な総合的交通実態調査)を実施すると発表した。
この調査は10年に1回の大規模調査。パーソントリップ調査は、どのような人が、どのような目的・交通手段で、どこからどこへ移動したかなど、ある人の平日1日の動きを調査するもの。
調査結果は将来のまちづくりや交通計画などを検討するための重要な基礎資料となる。交通に関わる検討以外にも、大地震発生時の帰宅困難者支援のための対策の立案、新型インフルエンザの被害の拡大推計など、防災や研究などの関連する分野で幅広く活用される。
これまでのパーソントリップ調査は、訪問によるアンケート調査を行っていたが、今回は新たな調査方法として郵送配布、郵送回収またはウェブ回収によるアンケート方式で行う。調査は10月から11月にかけて実施する。対象地域は東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の全域と茨城県南部地域。対象は東京都市圏に居住する満5歳以上の居住者約340万人を抽出して調査する。
パーソントリップ調査では、全国の主要な都市圏でも実施されているが、東京都市圏における調査は全国でも最大規模となる。5回目の調査を実施するのは、東京都市圏が初めて。