国土交通省は17日、カルソニックカンセイが、同社製造のETCユニットについて自主改善を実施する旨の報告があったと発表した。
国土交通省によると対象となるのは、カルソニックカンセイが製造し、日産自動車、シーケー販売が後付部品として販売したETCユニットで、2007年10月19日〜2008年3月28日までに製造された4万1405台。
電波送受信回路内の銅メッキ処理に不適切なものがあり、そのため使用中に銅メッキに亀裂が発生して回路が断線、ブザーなどで警報するとと同時に警告灯が点灯して電波の送受信が正しく行われない場合がある。
ETCユニットの製造番号を点検し、対象の場合は良品と交換する。
すでに、ユーザーからはクレームが5件発生している。事故はない。対応としては、当該ETC車載器を搭載した可能性のあるクルマのユーザーにダイレクトメールなどで通知するとともに、ポスターなどでも告知するとしている。