上位機種の簡単ツートップメニューをベースとして、ポケット独自のGUIを採用
----:GUIは上位モデルの簡単ツートップメニューをベースとしていますが、単なる縮小版ではなく、コンパクトな画面でも使いやすい独自の仕様で作り込んできましたね。
川原:ナビ関係の機能はブルー、ワンセグなどのエンタメ機能はグリーンで見やすく配置しました。当社にはお客様視点に立ってUD(ユニバーサルデザイン)の観点で製品全体のインターフェースをマネジメントする部門があり、そこでは電子レンジのボタン配列からナビの操作画面まで、あらゆるインターフェースのクオリティを見ています。ストラーダのインターフェースも、そのインターフェース部門と、デザイン部門との共同で開発されたものです。
----:次にエンターテインメント機能について伺いますが、ワンセグTVは標準で搭載しました。
川原:ストラーダに求められているのは、ナビだけでなく、クルマのなかでも楽しめるエンターテインメント機能です。そう考えるとワンセグはポータブルデバイスの付加機能としては「外せない」という認識でしたね。
----:上位機種では、12セグ+ワンセグのいわゆる「フルセグ」が搭載されていて、ワンセグのみを搭載したモデルは否定していました。ストラーダポケットではワンセグのみとした理由をお聞かせ下さい。
川原:その質問はいつかされると思っていました(笑)。ストラーダは一番最初に7インチのパネルを採用して、ワイドVGAを導入しました。いわば「高画質の歴史」がストラーダの歴史でした。画質を追求すると7インチでワンセグを見るというのは似つかわしくない。よって受信性能のハードルは高いですが、通常は12セグ、12セグの受信が難しいところではワンセグということで、「フルセグ」を謳ったわけです。その点、ストラーダポケットの5V型というサイズならば、ワンセグでも必要なクオリティを確保できると考えました。
----:ワンセグ対応でのこだわりはどの部分でしょうか。
川原:ワンセグも単に「見られる」というだけでなく、番組表など、使いやすさにもこだわりました。また、受信性能についても高いレベルを目指して開発しています。
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