【D視点】ブオーノ、ブオーノ! フィアット500

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イタリア文化の新しいシンボル

3月15日、日本でもようやく『500』が発売になった。イタリア本国では初代が発売されてちょうど50年目の昨年7月4日にトリノで盛大な発表セレモニーが行われ、ニッポンでも昨年8月には東京国際フォーラムでミュージックイベントに合わせ実車が展示されている。

そして、発売前の2月22日には東京、イタリア文化会館で正式な記者発表会が行われ、フランチャコルタ産のスパークリングワインがふんだんに振舞われ、文化会館は一日だけのゴージャスなパーティ会場と化した。

興味深いのは、あえて昨年の東京モーターショーには出品せず、今回モンキー・パンチ原作の人気アニメーション最新作『ルパン三世グリーンVSレッド』完成とタイミングを合わせて発表したことである。

また、イタリアを代表する現代アート作家、ジュリアーノ・ゲッリ氏がボディに作品を描いた500を中心とした作品展を、このイタリア文化会館メインホールで1か月にわたって開催、新しいイタリアのシンボルとしての格付けにふさわしく、アーティスティックに門出を演出した。

プレゼンテーションも堅い話を抜きにした雰囲気重視のプロモーションビデオ中心で、500では、イメージ、雰囲気といった「ソフトウエア」を最大の商品価値としたマーケティング戦略を展開している点が斬新である。

《荒川健》

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