ジュネーブモーターショーでマツダは、『マツダ2』(日本名『デミオ』)の3ドアハッチバックモデルをお披露目した。3ドアは、5ドアより遅れて、追加モデルとして開発がスタートした、とマツダ2の開発主査水野茂夫氏は語る。
「自信のある5ドアのデザインが出来た段階で、あえて異なるスタイルの3ドアボディを造るのではなく、そのまま3ドアハッチバックを派生させて行こうという事になりました」。
「5ドアとはホイールベース、全長が同じで、ボディパネルはフロントフェンダーやルーフパネル、リアハッチ部分まで5ドアと共通で、ドアとキャブサイドのパネルのみを3ドア用に新設計にしました。インテリアも、フロントシートにウォークイン機構を追加したこと、生産工程上組み付けし易い形状にリアシートのクッションを変更した程度です。居住性やラゲッジスペースは5ドアと同じで、車重は5kg程度軽くなっています」とのことだ。
残念ながら、3ドア版は日本国内では需要が少ないことから、ヨーロッパおよびオーストラリア専用モデルとなる。