ダイハツが12月17日に発表した新型『タント』は、顔周りのデザインを目、鼻、口と人間にたとえ、穏やかな表情を施されている。
今回のモデルチェンジでの、エクステリアデザインの考え方について、第2デザイン部開発グループ 課長の小山隆彦さんは、「“クルマらしさ”を忘れ、建築や、遊園地の乗り物などからアプローチしました。その中で、『タント』らしい、広さ、使いやすさ、楽しさをどうやって出すかということに留意しました」という。
「子供さんに嫌われないクルマを目指すべく、“フレンドリー”なデザインとしました。四角いシルエットなんだけれども、角にはたっぷりと半径をとっています。顔周りも攻撃的にするのではなく、大きなヘッドランプで“目”はっきり見せることや、グリルは“一筆書き”のような開口部で、丸さを演出しました。フロントエンドは上部をグリルレスとし、ボディの面で見せることによって、やさしい表情にしました」
「ヘッドライトはなるべく外側に寄せ、ワイドに見えるようにしています。リアコンビランプは、視認性をよくするために、なるべく大きくしています」