【D視点】鉄人28号…新型日産 GT-R

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栴檀は双葉より芳し

若いファンには5代目スカイラインのGT-Rしかイメージ出来ないかもしれないが、GT-Rが誕生してから既に40年近くになる。

1969年3代目スカイラインから誕生したGT-Rは、レーシングカー「R380」譲りの直6・DOHC24バルブのエンジンをはじめとして当時の水準をはるかにしのいだ性能で、よき時代の最後に誕生した本格派のクルマであった。しかし、このクルマを特別なものにしたのは、パワーウエイトレシオで勝るロータリーエンジン搭載のマツダ『サバンナ・カペラ』とのレースで見せた不屈の戦いぶりにある。

GT-Rは突然生まれたのではない。1964年の第1回日本グランプリに惨敗したプリンスが、第2回グランプリで雪辱を果たすべく開発したのが、2代目スカイラインに『グロリア』の直6エンジンを搭載するため鼻先を200mmほど継ぎ足したスカイライン「GT-B」だ。必勝を期したスカイラインGT-Bではあったが、ポルシェ「904」との死闘の末、一時はトップに立つものの結局は勝利を収めることは出来なかった。しかし、この出来事がスカイライン神話の幕開けとなった。

第3回日本グランプリにはプリンスR380がデビューウィンを飾るなど、GT-R登場の下準備は着々と進んでいくこととなる。GT-Rの魅力のひとつは「栴檀は双葉より芳し(かんばし)」の諺どおりの成り立ちにある。

《松井孝晏》

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