ヤマハ発動機は13日に東京ビッグサイトで開幕した「エコプロダクツ2007」に出展し、燃料電池二輪車『FC-Dii』(エフシーディ)をはじめ、同社自慢の環境対応二輪車を展示した。しかし、それらの二輪車より、来場者の注目を浴びたものがあった。
それは盲導犬によるデモンストレーションで、始まると同時に多数の来場者が詰めかけ、ブース前は黒山のような人だかりになった。そして、盲導犬の賢さに感心し、時折見せる愛らしい仕草に来場者の顔からは笑みがもれていた。
ヤマハ発動機では、“私たちにはバイクがあるように、目の不自由な方に盲導犬というパートナーを”の合い言葉で、1989年に「ヤマハナイスライド募金」を始め、長い間日本盲導犬協会に寄付を行ってきた。
「当社ではさまざまな社会貢献活動を行っており、この募金活動もその一環です。多くの人にそれを知ってもらう意味で、今回初めて盲導犬によるデモンストレーションをやってみました」とヤマハ発動機関係者。
それを見た来場者の多くは、きっと印象に残ったに違いない。