【F1日本GP】決勝…雨の中、ハミルトンが4勝目

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30年ぶりに富士スピードウェイに戻って行われた日本GP。30日の決勝レースは土曜日よりも強い雨の中、行われた。コースコンディションの悪さからセーフティーカー先導によるスタートとなった。

ルイス・ハミルトン、フェルナンド・アロンソらマクラーレン勢が先頭を独占。それをフェラーリ2台が追いかける形でレースはスタートする。フェラーリ勢は早めにピットインしてタイヤ交換と給油を行い勝負に出た。残り48周でレース再開。

しかし水煙でほとんど視界がない中、コースオフや接触が続出する。アロンソもセバスチャン・ベッテル(トロロッソ)と接触し、マシンにダメージを追う。その影響のためか残り26周でクラッシュ。チャンピオンシップ争いで手痛いノーポイントを喫してしまった。その後も2度セーフティーカーが入る荒れた展開が続く。

そんな中ハミルトンはロバート・クビサ(ザウバー)との接触も大事に至らず、終始落ち着いたドライビングでポジションを守りきり、今季4勝目。最大のライバル、アロンソとの差を12ポイントに広げた。

2位にはルノーのヘイキ・コバライネンが初の表彰台。フェラーリのキミ・ライコネンは追い上げ及ばず3位に終わった。

この日の陰の主役はベッテル。8番グリッドスタートからじりじりと順位を上げ、一時はトップを走行。その後はアロンソと接触した後、2位走行中だった兄弟チーム、レッドブルのマーク・ウェーバーとも接触し、ウェーバーとともにリタイアした。

注目のジャパンパワーはルーベンス・バリチェロ、ジェンソン・バトンが10位、11位で完走。スパイカーの山本左近、スーパーアグリの佐藤琢磨もそれぞれ12位、15位で完走を果たした。トヨタ勢はヤルノ・トゥルーリ13位、ラルフ・シューマッハはリタイアに終わっている。

《編集部》

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