川崎重工は、29日からフランスで開催されるパリモーターショー(通称:パリサロン、正式名称:2007 Paris Mondial De l'Automobile)に、欧州向け2008年ニューモデル4機種を出展すると発表した。
今回出展するモデルは、来年から完全施行される欧州排出ガス規制ユーロIVに適合し、さらにABSを搭載するなど、環境と安全に配慮する。
今回、大排気量スーパースポーツのニューモデルとして、全面改良した『Ninja ZX-10R』を発表する。レース活動から多くの技術的なフィードバックを受けて開発したモデルで、エンジン特性やシャーシの剛性バランスを大幅に変更した。
また、フルカウルを装備する250ccスポーツモデルとして『Ninja 250R』も欧州市場に初出品する。
さらに、2006年にデビューのカワサキのフラッグシップモデル『ZZR1400 ABS』の2008年モデルを出展、エンジンと吸排気系を中心とした変更を実施し、欧州排出ガス規制ユーロIVに適合した。
量産車では最大排気量のVツインエンジンを搭載したクルーザーモデル『VN2000 CLASSIC』も欧州市場に初出品する。