カーナビ用デジタル地図で大きな支持を得ているインクリメントPが、FOMA903i以降モデル向けに提供しているケータイ用のカーナビゲーションアプリ「MapFan ナビークル」。06年10月のサービス開始から10か月足らずでバージョン2に進化したナビークルの特徴を、ユーザーが語ってくれた。
田中俊哉さん(埼玉県在住)
日産スカイライン(R33) 所有
◆PCでも使っていたMapFanの地図サービス
----:MapFanナビークルを使い始めたきっかけを教えてください。
田中:ナビ付きのクルマに乗ったりすると自分のクルマにもナビは欲しいな…と思っていたのですが、いかんせん古いクルマなので(笑)、わざわざお金をかけて買う必要もないかな、と思いまして、購入はためらっていたのです。今年(07年)の春に、ケータイ系のニュースサイトでカーナビゲーションのケータイ用アプリがあるのを知って、機会があれば利用したいと思っていました。それまでプライベートや仕事でMapFanの地図は時々利用していましたから、ここのサービスなら信頼できるだろうということで、さっそくアプリをダウンロードしたのですね。他のサービスは特に比較はしませんでしたね。
----:MapFanナビークルを使ってみた感想はいかがでしょう。
田中:ナビークル以外のカーナビアプリは試したことがないので、比較はできませんが、曲がるポイントが把握できるラリービューは便利ですね。音声案内は的確ですし、精度も普通に使うぶんにはこれで十分と思います。画面の小ささは、ハードウエアの制約なのでやむを得ないものと思っています。月額367円でこれだけの機能が使えるんですから、コストパフォーマンスは抜群ですよ。
◆渋滞情報を取得できるメリットは大きい
----:おもにどういったシチュエーションでMapFanナビークルを使っていますか。
田中さん:常に使っているわけではなくて、遠出などで知らない土地に行くときか、渋滞しそうな都内の道を通る必要があるときに使っています。やはり渋滞情報を考慮してルートを決めてくれるのは助かりますから。使い方としては、出発前に目的地をセットして、ホルダーで固定して音声案内にしたがってナビしてもらう、というパターンですね。
----:自車表示を犬にできるって知ってました?
田中:設定画面を見たときに一瞬「なんだこれは!?」と思いましたよ(笑)。ただ、犬表示はデモ走行で試しただけで、まだ使ったことがないので、今度使ってみようと思います。
----:ぜひ試してみてください(笑)。ところで、7月末にバージョンアップして機能アップしましたが、使ってみた感想はどうですか。
田中:起動画面が新しくなって、「おっ、変わったな」と思いました。まず思ったのは、VGA液晶への対応ですね。画面の枠を全て使い切れるようになりましたから、サイズの小ささは置いておいて、見た目上はカーナビと遜色なくなりました。あと、レスポンスの改善も個人的には嬉しいポイントでした。いままでは操作する度に処理を待たされていた印象でたが、サクサク反応するようになって、操作感がよくなりました。
----:「こういう風に使ってみたい」ということはありますか。また、「こうだったらなあ…」というような要望があればお話ください。
田中:PCでもMapFanのいろいろなサービスを利用しているのですが、これとナビークルが連携できるそうなので、組み合わせて活用してみたいと思います。ナビ機能については十分満足していますが、望むとするならはやりレスポンスですね。今回のバージョンアップでだいぶ良くなりましたが、リルートやルート検索の反応がもう少し良くなると嬉しいですね。バージョンアップを頻繁に実施してくれているので、「これからもっと良くなるんだろう」という期待を強く抱いています。