2008年の『ランサー』はデザインと技術面で大きな変革が行われている。現在のモデルイヤーのランサーにはテクノロジーオプションに欠けているといわれているが、2008年型ランサーには三菱のマルチコミュニケーションシステム(MMCS)が搭載される。07年の『アウトランダー』などにも搭載されるこのヘッドユニットにはオーディオサーバ用に用意されたスペースをもつ30GB HDD ナビゲーションシステム、CDリッピングソフトウェアでのCD/DVD/MP3/WMA フォーマット再生機能、AUX入力端子、7.0インチカラータッチスクリーンディスプレイが搭載され、SIRIUSサテライトラジオにも対応している。MMCSがオプションのリアシートエンターテインメントパッケージとあわせて提供される場合2つのシステムがソースドライブを共有でき、650ワット、スピーカ9つ、Rockford-Fosgate のサウンドシステムで音楽を楽しむことができる。MMCSのハードウェアは三菱電機製でランサーモデルでの利用が拡大しており、このセグメントでは最もインパクトの高い機能となっている。