ホンダは、2007年の二輪レース参戦体制を発表した。
ロードレースの最高峰である世界選手権シリーズMotoGPクラスでは、2年連続のライダー、コンストラクター、チームタイトルの三冠獲得、さらにロードレースの他のカテゴリーやモトクロス、トライアル、マウンテンバイクのダウンヒルレースでも、各シリーズのチャンピオン獲得を目指す。
FIMロードレース世界選手権シリーズのMotoGPクラスは、エンジン排気量が800ccとなる新たなレギュレーションの下で、2年連続の三冠獲得を目指す。新開発のMotoGPマシン「RC212V」を6台投入するとともに「チーム・ロバーツ」1チームにエンジン供給を行う。
ワークスチームのレプソル・ホンダ・チームは、昨年と同様の布陣で、シリーズチャンピオンを獲得したニッキー・ヘイデンと、同5位のダニ・ペドロサで参戦する。
250ccクラスには、2チーム4人のライダーが「RS250RW」で参戦、タイトル獲得を狙う。
全日本ロードレース選手権シリーズは、ホンダモーターサイクルジャパンが、ホンダ販売店による運営チームを中心にサポートする。昨年チャンピオンを獲得したJSB1000クラスに「CBR1000RR」、同じくチャンピオン獲得のST600クラスには、フルモデルチェンジした「New CBR600RR」で参戦する。GP250クラスに「RS250R」で参戦しチャンピオン奪還を目指す。昨年チャンピオンを獲得したGP125クラスには「RS125R」で参戦し、シリーズチャンピオン連覇を狙う。
イギリススーパーバイク(BSB)選手権シリーズは昨年、初のシリーズチャンピオンを獲得した清成龍一が連覇を目指す。「CBR1000RRK」を2台投入し、ライダーとマニュファクチャラーのダブルタイトル獲得を狙う。
モトクロスはMFJ全日本モトクロス選手権シリーズがワークスチームの「TEAM HRC」は、IA 1(4ストロークは450cc以下)クラスで連覇を目指す。IA 2(4ストロークは250cc以下)クラスには、新たに加入した平田優が参戦する。
トライアルは、FIMトライアル世界選手権シリーズで、4ストロークエンジンを搭載した「Montesa COTA 4RT」を3台投入し、ライダーとコンストラクターのシリーズタイトル奪取を狙う。
マウンテンバイク(MTB)ダウンヒルレースでは、UCIワールドカップ/UCI世界選手権で、数万人の観客を集めるワールドカップ格式の主要2レースに「RN01」を3台投入し、各シリーズのタイトル奪還を狙う。
JCFマウンテンバイク・ジャパンシリーズ/全日本選手権大会は、「RN01」を2チームに供給し、JCFマウンテンバイクのジャパンシリーズのチャンピオン奪還と、全日本選手権の連覇を狙う