1968年に発売された3代目『スカイライン』(C10系)は、日産・プリンス合併後初のフルチェンジモデル。
スカイラインはファミリーユースとスポーツ性の両立という開発コンセプト昇華させ、快適なグランツーリスモとして成長した。ボクシーになったスタイリングに合わせて、「ハコスカ」の愛称も誕生した。
国産1500ccクラス初のディスクブレーキを採用し、シャシーのグリスアップ不要距離は10万kmまで伸びた。
テレビコマーシャルでは、『愛のスカイライン』のメッセージで、若いカップルが遠くへ旅に出たストーリーを描き、パートナーとドライブを楽しむクルマというイメージを定着させた。
またGT-Bの後継として1969年には「2000GT-R」が追加される。「S20」エンジンは2.0リットルDOHC・24バルブ、最高速度200km/hで0-400m加速は16.1秒だった。
1970年にはハードトップ(H/T)が登場、2000GT-RもH/Tとなる。