ソニーPND、欧州で奮闘中…日本ではカーナビから撤退したけれど

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ソニーPND、欧州で奮闘中…日本ではカーナビから撤退したけれど
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ソニーは、新型カーナビ『NV-U51』と『NV-U71T』を、12月からヨーロッパ市場で発売する。価格は未定。これは、パーソナル・ナビゲーション・デバイス(PND)と呼ばれるもの。

位置測定はGPSのみで、装着はクレードルを吸盤でフロントガラスもしくはダッシュボードに貼り付け、ソケットをシガーライターに差し込むだけだ。その簡便さから欧州におけるカーナビの主流となりつつあり、市場全体の出荷台数は昨年の380万台に対し、今年は700万台に達する見込みである。

ソニーは昨年このPND市場に初めて参入。今年初めには『nav-u』のブランド名を冠した新シリーズを600ユーロ(上位機種のイタリア価格)で発表した。

新製品はそのモデルチェンジ版。『NV-U51』は512MBメモリを搭載し、原則として1地域のみの地図データをカバーする。いっぽう『NV-U71T』は2GBのメモリで、欧州主要国全域をカバーする。

いずれもタッチスクリーンの画面サイズは従来型と同じ3.5インチながら、本体は薄くなり、ポケットに収まりやすくなっている。今回から以前日本向けソニー製カーナビに採用されていた“ジェスチャーコマンド”も搭載され、スクリーンにたとえば家の屋根の形を描くと、即座に家へのルートを探索開始する。

また、『NV-U71T』は欧州各国で実用化されているFM波を使った交通情報システム『TMC』(トラフィック・メッセージ・チャネル)受信機を標準装備している。また、『NV-U51』『NV-U71T』とも、速度違反取り締まりカメラの設置地点情報が1カ月間無料で更新される。

ご存知のとおり、ソニーは昨年末をもって日本市場向け車載機器の供給を停止した。ヨーロッパの激戦分野への相次ぐ新製品投入には、母国で辛酸をなめたエンジニアたちの意地さえ窺える。

カーナビ界における大リーグ移籍ともいえるこの戦略、故郷での雪辱を果たせるか動向を見守りたい。
《大矢アキオ》

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