フォードとボルボ、ハイブリッドの開発センターを新設

エコカー 燃費

フォード・モーター・カンパニーとボルボ・カーズは、スウェーデン・イエテボリで「環境技術開発計画」を発表した。

フォードは、欧州市場でハイブリッド・システム活用をリードする開発センターをスウェーデン・イエテボリに新設する。この計画に伴って、ボルボ・カーズは100億SEK(1600億円)を投じ、世界各地で販売されるボルボ車の燃費効率改善と排気ガス削減を目指す。

この開発センターの目的は、世界中で販売されるボルボ車に採用するハイブリッド・システムを開発するほか、コアとなるハイブリッド・システムを欧州フォードとフォードの高級車部門プレミア・オートモーティブ・グループ(PAG)の各社の今後の商品計画に活用できるようにすること。

新開発センターのスタッフとして、ボルボ・カーズ、フォード・グループ傘下ブランドから第一線で活躍中の20人のエンジニアが配置され、米国ミシガン州デトロイトを拠点とするフォードのハイブリッド開発チームと緊密に協力しながら、グローバルな連携とスケールメリットを確保すると、している。

開発センターの設置場所は、フォードのハイブリッド技術開発が世界各地域の市場動向及び消費者のし好を反映できることを要件に選ばれた。ハイブリッド・システムの開発はイエテボリで行い、新技術の各モデルへの採用は欧州フォードとPAGの各社が担当する。

今回の新センター開設は、優れた燃費効率モデルの導入スピードを上げるためのフォードのグローバルな活動の一環。

ボルボ・カーズのフレドリック・アルプ社長兼CEOは「フォードがハイブリッド技術開発センター開設地にスウェーデン・イエテボリを選択したことに大きな喜びを感じている。この選択は、ボルボ・カーズの先進技術を生み出す力に対する信頼を示すと同時に、研究開発拠点として必要な要件をスウェーデンの地が全て満たしていることを表すもの」とコメントしている。

《レスポンス編集部》

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