パナソニックは昨年、車載用の地上デジタルチューナーを初めてラインナップに加え、それをセットするストラーダ「Fクラス」はモニターの色味を映像コンテンツ向けにチューンするなどの工夫をしてきた。
今年のFクラス=『HDS960』は、なんと車載用チューナーを同梱。標準状態で地上デジタル放送の番組が視聴できるという状態にしてきた。12セグで提供されるハイビジョン画質の番組を視聴できるだけでなく、モバイル向けに提供される1セグの番組も視聴することが可能だ。というより、車載環境においては1セグ視聴こそが本命といえるだろう。
また、地上デジタルチューナーだけではなく、従来のアナログ用チューナーも搭載しており、現在は地上デジタル放送のエリア外であってもこれによって対応する。そして今から購入しても「アナログ放送が停波する2011年以降も安心して使うことができる」というナビはこのFクラス以外にはない。
パナソニック製の家庭用デジタルハイビジョンテレビ『ビエラ』と同様に「PEAKSプロセッサー」を搭載していることや、先代モデルと同様に映像コンテンツに主眼を置いて色を調整したVGAモニターにより、車載とは思えないほど素晴らしい画質を堪能できる。電子番組表(EPG)もビエラと同様のレイアウトで使いやすい。
リモコンはデジタルチューナーの操作も可能な専用タイプ。ストラーダとしては初めてPinP(ピクチャー・イン・ピクチャー)も採用した。