| ストラーダのメーンインターフェイスになる「ツートップメニュー」。AVとナビで2分割したうえで、よく使う機能を3つだけ絞り込んで表示する手法は使いやすい |
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| 新ストラーダのウリはやはり「地デジ」。チューナーが標準付属であるうえに、付属アンテナも人気のフィルムタイプ。ファミリーユースならば後席モニターの購入も検討したいところ |
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| 地図の表示パターンを使い方や好みに応じて4種類から選べる。ストラーダは以前からVGA液晶を採用していたこともあり、地図の見やすさは群を抜いている |
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| 地デジ関連でもうひとつ見逃せないのが、操作のしやすさ。同じパナソニックグループの「ビエラ」譲りの番組表のUIなど、テレビとしての使いやすさは専用機なみ。もちろん、画質もよい |
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| 新型ストラーダのインプレッションで真っ先に感動したのは、じつは地上デジタル放送の視聴だ。クルマの世界では、ファミリーカーを中心にリアエンタテイメントシステムの需要が高くなっているが、こと「テレビを見る」ことに対しては、地デジの恩恵は抜群だ。くっきり・はっきりと、美しく見やすい映像は、後席のキラーコンテンツになることは間違いない。 |
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| この地デジ受信チューナーと専用フィルムアンテナが「標準搭載」であるのが、今季のストラーダＦクラスのセールスポイント。チューナーは一般的な12セグメント放送だけでなく、画質は劣るがエリアが広いワンセグ放送にも対応する。 |
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| 標準品といえども、地デジの画質がトップクラスなのも注目だ。他社のカーナビでも別売りの地デジチューナーを取り付ければ「地デジ対応」になるが、筆者が見比べた印象では、新型ストラーダの画質は一歩秀でている。ストラーダでは、同じPanasonicグループのデジタルハイビジョンテレビ「ビエラ」で定評のある高画質回路「PEAKSプロセッサー」を搭載しているが、その効果が少なからず現れているようだ。 |
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| また、細かな点ではあるが、テレビライクな電子番組表のユーザーインターフェイスや、テレビ操作用にレイアウト変更されたリモコンの使い勝手もよい。これまでのカーナビでは、テレビ機能はやや“オマケ”的な印象が強かったが、新型ストラーダの地デジにはこだわりを感じた。 |
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| いっぽう、カーナビの基本機能では、タッチパネル操作の使いやすさ、こだわりに舌を巻いた。トップメニューをナビゲーションとオーディオに大きく2分割し、よく使う6項目だけを配置する「ツートップメニュー」は、シンプルでわかりやすい。ほかの部分も、“誰にでも使いやすく、美しく”のコンセプトで貫かれており、これならデジタル機器が苦手なパートナーがいるファミリー層でも、安心して利用できそうだ。 |
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| 地図の見やすさも特筆すべきポイントだ。「道路」「街区」「渋滞情報」「夜間」など、利用シーンに応じて重視する要素を強調表示するマップセレクト機能を備えたことで、ドライバーが見やすいカーナビになっている。またルート案内時に交差点が近づくと自動的に縮尺がかわるオートスケール機能も用意されている。 |
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| また、地デジ対応のインパクトに隠れがちだが、音楽関係の機能強化も新型ストラーダの見逃せないポイントだろう。DVD、音楽CD、MDに加えて、携帯電話分野で対応端末が爆発的に増える「SDオーディオ」に対応。また筆者が魅力的だと感じたのが、iPod対応をしているのは当然として、その接続ケーブルがメーカー希望小売価格で5,250円と他社製カーナビのiPod接続ケーブルよりも割安な点だ。音楽機能の部分を見ても、新型ストラーダのお得感は高い。 |
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| 新型ストラーダは、「地デジ標準対応!!」に強いインパクトがあるが、魅力は何もそこだけではない。ハイエンドモデルながら使いやすさに徹底的にこだわり、走らせてわかるカーナビの基本機能からオプション品のプライスタグまで、そこかしこに“心配り”が行き届いている。多機能・高性能だけに偏らない、全体的なバランスのよさに、より強い魅力を感じた。“使いやすくて、いいもの”を求めるすべての人、とりわけファミリー層にお勧めしたい。 |
| （神尾寿） |
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