14日、バルセロナ近郊にあるカタルーニャ・サーキットで開催されたF1グランプリ第6戦スペインGP決勝は、ルノーのフェルナンド・アロンソが見事ポール・トゥ・ウィンを達成した。
土曜日の予選、母国のヒーローを応援しようと詰めかけた大勢のファンの前でポールポジションを決めたアロンソ。スタートした瞬間から後続を引き離すパーフェクトなレース運びで圧勝。今季3勝目にして、念願のスペインGP初優勝を飾った。
一方、イモラ、ニュルブルクリンクで2連勝を飾ったフェラーリのミハエル・シューマッハは、1度目のピットストップでルノーのジャンカルロ・フィジケラを抜き2位に順位を上げたが、アロンソとの差を詰めることができず2位。フィジケラは3位に入った。フェラーリのフェリペ・マッサが4位に入り、今シーズンはルノーvsフェラーリの色合いが濃くなったことを感じさせたレースとなった。
昨年の勝者、マクラーレンのキミ・ライコネンが5位。ジェンソン・バトン6位、ルーベンス・バリケロ7位とホンダはダブル入賞を果たした。トヨタ勢ではヤルノ・トゥルーリが10位完走ながら、ラルフ・シューマッハはリタイア。スーパーアグリの佐藤琢磨は最下位17位ながら久々の完走。フランク・モンタニーは残念ながらトラブルのために序盤で姿を消した。