【新聞ウォッチ】自動車再編「いすゞ−日野」の急接近?

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2006年3月26日付

●伊藤忠、「道の駅」支援を本格化(読売・9面)

●中国、ガソリン大幅値上げ、小売価格9%上昇(朝日・6面)

●日本経済「強さ」増し成長へ 回復地方へ広がる/自動車の優先順位低下、小栗七生・日本自動車販売協会連合会会長(日経・1、26面)

●インドネシアに新工場、ケーヒン、二輪車用部品を増産(日経・9面)

●経営の視点:自動車再編、縦から横へ、フルライン戦略を修正(日経・9面)

ひとくちコメント

自動車産業が久方ぶりに再編の予感に包まれている---。きょうの日経のコラム「経営の視点」で、西條都夫編集委員が、米GM(ゼネラルモーターズ)がスズキ株売却に続いて、先週、日産自動車が日産ディ株をボルボに譲渡するなど、最近の自動車再編の話題を取り上げている。

この中で90年代末に加速した再編は、各社がクルマを上から下まで縦にそろえたフルライン志向のいわば「縦の再編」としていたのに対し、今後主流になりそうなのが「横の再編」と指摘し、以前とはかなり様子が違っていると結んでいる。

ただ、このコラムでは具体案を避けているが、今後、再編の焦点は、スズキ同様にGMが売却のタイミングをはかっているいすゞ自動車で、日野自動車との急接近が案外、近いかもしれない。

《福田俊之》

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