新型VW『ジェッタ』(23日に日本発表)のホイールベースは2575mmとゴルフと同じながら、トランクのみならずフェンダーやドアも専用部品だ。大きく弧を描く長いルーフは、兄弟ブランドのアウディほどは丸くなく、広い居住性を視覚にも訴える。ハイデッキのトランクは、大容量を暗示する。
ここで面白いのは、リアドア後端の輪郭(パーティングライン、切り方)だ。ジェッタのように大きく弧を描くルーフの場合、リアドア上部も丸く切り取る事が多い。スポーティに見せるためだ。ところが新型ジェッタでは、上部を折って明確に角を出している。これは3BOXセダンであることを主張し、居住性を想像させ、初代ジェッタのイメージをも連想させる。
新型ジェッタのエクステリアデザインは、上級感やスポーティさを表現しつつ、機能性を視覚に訴えるデザインになっていると言えよう。