根強い人気を保つ2DINレシーバーの新型---カロッツェリア

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根強い人気を保つ2DINレシーバーの新型---カロッツェリア
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12日に発表したカロッツェリア(パイオニア)の2006年モデルには2DIN型のMD/CDレシーバー2機種も含まれている。一つは、『P710』とほぼ共通の高機能を備えつつMDデッキを追加した上位モデルの『FH-P710』、もう一つはより手軽にMD/CD再生が楽しめる・『FH-P510』。

両者の決定的な違いは、やはりカーオーディオのセンターユニットとして、あらゆる機能も盛り込んだP710に対し、シンプルにMD/CD再生が楽しめるのみの内容としたP510ということ。

P710には理想的な音場をフルオートで設定できる「オートタイムアライメント&オートイコライザ」の搭載をはじめ、「ビットメトリックス」、「BBEデジタル」、13バンドのデジタルイコライザー、「f特補正型リアルタイムASL」なども搭載。CDデジタルダイレクト伝送にも対応し、バーブラウン製の24bit DACも内蔵する。

また、ディスプレイは有機ELによってCDテキストや、接続した『iPod』の漢字表示にも対応。CD-R/RWに記録したWMA/MP3/AAC/WAVの再生も行え、MD部はMDLP、MDグループ再生もサポートしている。

これに対して、P510は50W×4chのMOS FETアンプを搭載しているものの、AACファイルの再生に対応せず、13バンドのデジタルイコライザも9バンドにとどまる。バーブラウン製の24bit DACも搭載していない。

ここで気になるのは両者の価格差。P710は7万1400円で、P510は4万2000円。その差は3万円近くある。選択の際に鍵となるのは、MDにどこまでこだわるか、だ。MDを重視してiPodの接続を考えていないならP510でも十分だと思うし、MDをあまり気にしていないなら、むしろ1DIN型のDEH-P710の方がオススメできる。ただ、音質をはじめ、MD再生を含めたオーディオセンター的な役割を求めるならFH-P710が最適だ。

《会田肇》

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